わたしは四国に住み続けているが、長野の山や東北の森を見ると四国よりもいいなと感じることが多い。
それがなぜかというのは感覚的にしかわからなかったが、樹木の種類という観点で説明できるのではないかとふと思った。
体感的には長野なんかのほうが広葉樹が多くて、新緑の緑がきれいな印象がある。
四国の山に行くと杉ばっかりだという印象がある。もともと林業が盛んだった徳島なんかは、植林された杉が多いのだろう。
この分布図は、分布状況(スギ):林野庁より参照しているが、やはり四国は杉が多いことがわかる。
さらに下記のページでは、四国は人工林率が全国に比べて高いことがわかる。人工林が多い=杉やヒノキが多い という認識で間違っていないと思われる。
長野県の樹木にあるように、長野は南北に長く、標高差もあることから数多くの樹木が存在する。
長野は県土の約8割が森林である。人工林の割合は4割程度で四国よりも低い。わたしが体感していた、長野のほうがいい感じの森林が多いというのはあながち間違いではなかった?といえる。
四国もブナはある。下のリンクであるように、四国中央山稜の山にはブナがあるということがわかる。
ただ、四国の石鎚とか剣山ってアクセスが悪い。そう簡単にブナ林に出会えるわけではない。ここ最近印象に残っている森林としては、石鎚の登山口がある。面河渓のあたり。
最近、長野に住んでみたいという気持ちが強まっている。なぜ長野に住みたいのか?と問われると、緑がきれいな印象があるから。というなんとも抽象的な答えになってしまう。
ちょっとモヤモヤした気持ちを少しスッキリさせたいなと思って、緑がきれい印象を具体化しようとした結果が樹木の種類によるものなんじゃないかということで、こんなページを作った。
ブナ〔掬〕~森の女王 気候と森林の関係 日本の森林帯はどういう風になっているのか? 長野県ハヤシ内路網整備指針 資料109